4月18日
いよいよ退職金が下りた。
取り置きしてもらっていた工具を取りに行きお金を払う。30万近くしたが必需品だし安物は安物なのでとびきり良いものを買った。
店舗も契約しにいった。初めて大家さんとも会う。以前、このお店はテレクラだったのでちょっぴり心配だったが、なんともいいおじさんだった。うちのお隣となる不動産屋さんも本当にいい人だった。ここを紹介してくれた不動産屋さんのお姉さんもかわいくていい人だった。皆応援してくれる。心配もしてくれる。とてもうれしい。
駅から近く、車の往来が激しいこの場所はいろいろな業種の人が見に来ていてそのうち1件は決まっていたそう。だが直前でキャンセルになったらしい。有難い。うちが借りられることになったのだから。
こうして、あっという間に200万円がなくなった。
【開業計画書】
"1年間は収入がゼロ" を設定し、退職金の3分の1は生活費にとっておくことにした。しかし、開業計画書なるものを書くうちにどうやら資金が足りなそうな気がしてきた。まずい... 本を読むと、売り上げがあるのにもかかわらず、回収が遅れるための黒字倒産が結構存在するらしい。それはいやだな。国民金融公庫に借りるか。でも、夫は借金だけはいやだという。もちろん私だっていやだ。そもそも私は現金主義で、家以外はローンは一切なし。家のローンだってめちゃくちゃ少ない。しかし、今回はわけが違う。結局借りてもそこまで負担にならない額を借りることにした。
開業計画書が難しい。具体的な売り上げを出さなければならないのだ。そんなこといってもわからない。とにかくわからない。オートバイハウスに聞くものの、税理士さんに任せているので、月の売り上げがいくらかはわからないという。試行錯誤の果てに出来上がったそれはものすごい売り上げだ。こんなに儲かるなら借りなくてもいいのでは?というくらいになってしまった。でもこれ以上考える頭の余裕はなかった。
【国民金融公庫へ】
国民金融公庫の面接の日が決まる。持ち物について担当者に電話して詳細を聞く。ドキドキしたが担当者はとても感じのいい人だった。
面接当日、子供たちは兄に預けて2人で行った。私は"2人って変じゃない? 普通は一人じゃないの?"と思ったが、別に咎められることもなくなんとか終了。これといって意地悪な質問はなく、電話の印象のとおりのいい人だった。よかった。あとは連絡を待つだけだ。ホッとひといき。
この頃は、具体的な話しがまとまったり、購入したものが出てきたのでかなり現実味を帯びてきたところ。まだまだ精神的にも肉体的にも余裕があった時期です。
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【写真】国民金融公庫のホームページからダウンロードした『起業すぴりっと(写真左)』と、国民金融公庫からもらった『開業計画書(写真右)』。
『開業計画書』は、実際には別に作成して提出しました。上記は下書きや参考に使ったものですが、いやはや苦心の跡が見られます。。。
国民金融公庫
『起業すぴりっと』ダウンロードのページ(上記HP内)
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